« 2006年8月 | トップページ | 2006年10月 »

2006年9月

2006/09/30

物語欲望症

最近小説をよく読む。

小説を読んでいる間は、その世界に潜水していられるからかしら。

三年ほど前に読んだ時にはあまりの衝撃で、読み終わった後の数日間は、ふとした瞬間に熱にうなされるように胸さわぎがして、それからも1ヶ月に1度は、「あー、人間て」としみじみ思い出しては感傷に浸っていた、吉田修一の『パレード』を、久しぶりに読み返してみたくなり、実はあんだけ心に残っていた小説なのに第5章以外のディテールをかなり忘れていることに改めて軽く衝撃を受け、またもちろん第5章では結末を知っているのに改めて衝撃を受けつつ、しかもそれは三年前とは異なる衝撃だったりした。

本棚から『パレード』をひっぱりだしてきたのは、
感動を、物語を、衝撃を、欲してて。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
今シーズンの天王山、甲子園での中日との最後の三連戦をテレビ観戦。

今岡が…!!

ルームメートの生粋虎キチにあまりの興奮に、

無題のメールで文面が

「今岡が…!!」

とだけ送ってしまったほど、あまりに興奮してしまった!
阪神はこの試合で優勝を決めたかのような錯覚に陥る。

三年前の星野Vも、去年の岡田V2の時も、こんなに阪神ファンではなかったのに。
今年のこの展開(8月に僕がダンス白州に行っている間に9ゲーム差まで離されて、もう今年はダメかと思ってたら球児の涙で流れが変わって、中日の山本に屈辱的なノーヒットノーランを食らっても、奇跡を諦めないこの9連勝!)に、すっかりシビレている。すっかり酔っている。

自分の中の、冷静(冷徹・冷血)と情熱(酔狂・忘我)の間の溝は、深くて暗くて、でも確実に繋がっていて、心底恐ろしい。

『パレード』の第5章の伊原直輝より。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/09/19

4日連続で会って、まるで彼女みたい(とは言えないが)

ご近所の虎党沖縄料理店、がちまや~のKママと今日で4日連続で顔を合わせた。

●土曜日
角田光代ワークショップで出会った素敵夫婦が泊まりに来るので、Aとコープさんに買出し。
その帰りにがちまや~に寄って、先日も見た琉虎会のエイサー情報を仕入れる。
A夫婦との夜は、それはそれは楽しくて、ご縁とはなんて素晴らしいんだろうと再度感謝。
エイサーも堪能してもらって、嬉しい限り。

●日曜日
A夫妻を見送って、藻川沿いの恒例イベントとなりつつある水辺まつりに顔を出す。
今年もカヌーやら葦舟やらが藻川に浮ぶファンキーっぷり、そして思った以上の人人人。
Mogawa_canoe

その後、久しぶりのM君週末介助でボーリングやカラオケなど、いつにもまして豪勢な遊び。。。
二人で再度水辺まつりに来てみたら、ちょうどKママが三線オンステージ。
3度ほどアンコールもあり、こじんまりながら盛り上がった。

●月曜日
関大前時代からの長い友達Mちゃんが夕方から家に遊びに来た。
出会った頃はまさか、彼女がエネルギー学の勉強のために大学院まで進学するとは想像だにしなかった。
なにしろMちゃんと言って思い出すのは、インドカレー屋、スキパキのアイちゃん、T子とのおしゃべり、オールのクラブなどなど。
夜はがちまや~で沖縄料理を堪能。
さらに馴染みのカフェ、シンラでコーヒー飲みながら喋り続け、15時から遊びに来てから気付けばもう7時間も喋りまくっていたのですね。

●火曜日
てれれで、ある事件が発覚。
うーーーん。
悔しかったりむかついたり怒ったりやるせかったりの感情が、まるで二日酔いの臭気のように胃からおえ~っと上がってきて、吐き気ついでにホントに涙が溢れてくる。
ホントに涙が溢れてきたんだよ、M君。
てれれボスTさんに、怒っていてもエネルギーの無駄だから、起きたことに対する対策を講じることにエネルギーを使った方がいいと言われ、確かにその通りだと納得はするが、やはり第三者的に納得するのと、個人の問題として感情をコントロールすることには若干の差があり、僕はその差を埋めるのが相変わらず下手で、やはりまだ感情に支配されてる弱い人間。

夕方、阪神尼崎駅近くの図書館に「文學界 九月号」を返しに行ったら、予想外に閉まっていた。
阪神尼崎駅まで来てとぼとぼと引き帰す気分でもなく、甲子園球場に電話をしてみると、当日券を販売しているとのことなので、エイヤとばかりに阪神電車に乗ってしまう。

そして、金本の近くで、人生初の阪神戦観戦!
しかも9対1のボロ勝ち!
Kanemoto

気分良く甲子園球場を後にし、甲子園駅に向かっていると、どこかで見た見なれた姿が二人。。。
がちまや~の名物虎党ママ二人!

こうして、Kママと4日連続会ったのでした♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/09/12

秋、文學

どの季節の変わり目も好きだけど、とりわけ好きなのは、冬が春に変わる頃と、ちょうど今この季節、暑くてうだる夏が終わって、ふーっと空気が軽く感じる初秋。
でも残念なことにこの大好きな季節には大抵、体温の微調整がうまくいかないのか、それとも何かのアレルギーか、鼻水が止まらないことが多く、今日もぐずぐずと雨のような鼻水を流していた。

秋といえばスポーツの秋よりもがぜん食欲の秋派なんだけど、この数日は読書の秋づいている。
図書館で借りた文芸誌「文學界 九月号」が意外なほどツボにはまっているのだ。

そもそもこれを借りた目的は、今年芥川賞を取った(ついでに角田光代の私生活パートナー)の伊藤たかみの、芥川賞受賞後第一作の短編とインタビューが載っていて、僕は立ち読み済みだったのだが、Aが読み逃したというので読んでもらうためだった。

しかし、普段は文芸誌なんて読まないし、せっかくだから伊藤たかみ以外の読み物も、と偶然読んだ高橋源一郎のエッセイ「ニッポンの小説」が驚くほど面白かった!
この面白さ、目からウロコが落ちた瞬間の息詰まり、ポンと膝を打ちたくなる爽快感、それはまさに、あの、角田光代ワークショップに参加した感動と似ているのだが、まあそれに参加していなくても、本を読む人ならきっと感じることがあるはず。
なにしろ、「本を読む」という行動を超えて、「現実を捉える」とかもっと大きく言えば「生きる」ってなんじゃろな、と考えずにはいられなくなるの。しかも、あの軽い文体と、あのヘンテコな小説の引用で!

さらに昨日の夜からは、星野智幸の中篇に手を伸ばしたらこれまた止められなくなってしまう。
久しぶりに、たとえば仕事をしながら「早くあの小説の続きが読みたい。あの登場人物はあの後どうなるんだろ?」と気が気でならなくなる感覚。閉じたままのページを早くめくって、その世界に戻りたいって感覚。に浸らせてくれた。

涼しくなってきて、ようやくビールの消費量も減りつつある夜な夜な。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/09/03

3年連続地元エイサー

Eisa06


今年もまた、心踊る祭に行って来た。
毎年琉球フェスティバルに参加しや、沖縄の全島エイサーにも本土から唯一参加したことがあるという、由緒あるエイサー団体琉鼓会のエイサーが近所であったのだ。

う~ん、いつ見てもしびれるわ~。あの機敏な舞い、太鼓の響きと「イーヤーサーサー」の掛け声、そして沖縄顔(笑)。
町中を、縦横無尽に「道ジュネー」して、観客もそれにワラワラと付いて廻るのも大好き。

今年もやっぱり琉球フェスティバルに参戦しなければ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年8月 | トップページ | 2006年10月 »