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2006年12月

2006/12/31

今年一年の私的ベスト10

気がつけば今日は大晦日。

年を重ねるごとに、時の過ぎ去る加速度の速さに目眩を覚えるが、時は本当に「過ぎ去る」ものなのであろうか、時はただ「ある」だけで、そこに年と月と日と曜日を刻むから「過ぎ去る」のではないか、とふと思ったことろで、やっぱり今日は今年の大晦日。

この一年も、いろいろあったな。ということで、完全に私的で恣意的なベスト10にしてみた。なので順位にさせて大した意味はありません。

●10位:甲子園初観戦
関西生活12年目にして、ついに聖地に足を踏み入れた。
試合は、夏季高校野球の八重山商工vs千葉経大付。至極オキナワ的なアルプス席の熱狂と、それをますます盛り上げるドラマチックな試合展開は、ビール以上に酔わせてくれた。
今年は2位に終わった阪神タイガース戦もこの夏に初観戦。今年が一番阪神ファンになった年だった。

●9位:ヘルパー2級講座受講中
自分が何のためにこれをしているのか?ということを、ヘルパーという仕事に関わらず、何をするにしても、意識することの重要性に改めて気付かせてくれている。
福祉の世界は、人間が相手だけに、一本縄ではいかない。理想や原則と目の前の現実が、激しく対峙することもある。どう対応するか?人間性が問われる。

●8位:自己啓発セミナー初参加
直前に迫った退職を前に、仕事のことや人間関係のことなどいろいろと自分なりに精算する必要があると気付き、人生初の体験をしてきた。
自分が変わったとは思わない。なにかを大きな発見をした、というわけでもなかった(当時はそう思っていたが)。
ただ、自分自身をよく知るようにはなった。いや、未だによく分からない奴ではあるが。

●7位:地球のステージ
今年で3度目の「地球のステージ」。
3年前だって去年だって、一応スタッフとしての参加であり、ミーティングにもぼちぼちと顔を出していた。そして充分に心底楽しんでいた。
しかし今年の参加は、その関与度が自分の中では劇的に違っていた。
「地球のステージ」の成功に必要不可欠な一部として自分が関わっているんだ、という自負。
800人以上の観客が来たことはもちろん成功だったが、それぞれのスタッフにとっての「それぞれのステージ」も成功だったんだろうな、って思わせる素敵な人達が作り上げるイベントだ。

●6位:里芋作り
尼崎北部の田能地域は、僕が住む園田地域から自転車で10分ほど。その田能地域で古くから栽培されてきた里芋作りに、てれれ作業所の事業の一環として関わらせていただいた。
事業の当初の目的であった、「障がい者と農業をつなげる」ということは、特に夏の暑い時期はなかなか果せなかった。不甲斐ない思いや、悔しくて涙した日も。朝5時からの農作業というのは、障がい者にはもちろん、僕自身にとってもそれはそれはきつい仕事だったのだ。肉体的にも精神的にも。
しかし秋になり、お世話になった農家の方からお褒めをいただけるような立派な里芋が収穫され、地域の方々(尼崎市長含め)に大変美味しいと喜ばれるのを知るにつけ、やってよかった、と心から思う。

●5位:ダンス白州
去年Aが参加したダンス白州に、今年の夏は僕が行ってみた。
田中泯にもコンテンポラリーダンスにも、それほど興味はなかったのだが、「なにか古くて新しいムーブメントが起きていそう」という期待というか直感に身を委ねてみた。
確かに、そこには「日本」という国を規定するなにかが欠け、そのかわり、「人間」の底辺をなすなにかが存在していた。ただ一週間の滞在で、僕にはそれがなになのか消化しきれなかった。
ただ、ボランティアスタッフとして早朝から深夜まで働き詰めた経験は、期待以上の成果だった。つまり、与えられた仕事をするのではなく、自ら仕事を創り出すこと。意味を創り出すこと。

●4位:翻訳会社退職→てれれ作業所へ
2004年2月から勤務していた翻訳会社を、この5月に退職した。例外的な時期を除いて、とにかく忙しく忙しく、日付を超えた深夜残業の夜は数え切れず、週末をオフィスのパソコン前で過ごした日々は知れず。最後の頃には、営業とも折り合いが悪くなり。。。しかし、今となっては「よくやったよ、がんばった。いい肥やしになったね」と自分に素直に言える。
てれれ作業所は、そんなサラリーマン生活とは一転し、スローな日々が続く。。。と思いきや、必ずしもそうではなかった。諸々の問題は絶えずあり、福祉界の矛盾を突きつけられつつ、でも日々是勉強の気概で楽しくやっている。

●3位:詩のボクシング予選&決勝
今年のテーマとして一貫してたのは、「自分に自信を持つこと」だったと思う。
そのことを最も端的に、明示的に示した出来事として、詩のボクシングというイベントがあった。
言葉に対して、昔から少なからず興味・感心はあったが、詩などというものは自分で作ったことなどほとんどなかった。ましてや人前で発表するなんて、恥ずかしいというより申し訳ない気分だった。なぜなら、自信がないから。
それが、予選を突破し、決勝ラウンドに進み、ベスト4まで進み、審査委員に誉めてもらったりした。
確かに、勝ったこと、評価されたこと、が嬉しかったのは事実だが、それ以上に、「あなたはあなたが思うほど、ダメな人間ではないんだよ」と、自分に言えた。

●2位:角田光代ワークショップ
実はこれを1位にしてもいい。
人生のベスト5にさえ入るような、天にも舞うような2日間だった。
今年はよく小説を読む年だったが(とはいえ読むスピードが遅いからたいした数ではないが)、それはこのワークショップに参加したから。
小説を読むだけではなく、楽しみの自由度が高まった。大袈裟に言うなら、空を飛べる翼をもらった、いや背中に翼があることを思い出させてくれた。
ワークショップそのものも、角田さんとの飲み会も、ワークショップ参加者との出会いも、10年に1度の奇跡のようだった。Aと一緒に参加できたのも、感動をいつまでも長引かせることができて感謝!

●1位:30歳になりました
未だになんだか実感がない。宇野大典(30)って、ぷっ(苦笑)、って思う。
人生のどん底だった15歳の2倍を生き抜いたんだ、と思うと、正に「30年間サバイバルしてきた」とさえ感じる。
25歳で僕の父親になったあの人は、もし生きれいれば55歳になるのか。今の僕に会うことがあれば、一体この姿この生活を見てなんて思うのだろう。
サプライズ続きの誕生日パーティも、腰の抜け放題でとてもとても楽しかったです。
全ての人に、存在しているそれだけで、感謝しています!

さて来年は、どんな1年にしましょうか。


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2006/12/26

モノツクルケモノ

ここ数日の間に、「ブログに書こう」と思って書き損ね、書き損ねたことで永遠に忘れさられたかもしれない、忘れ去られても仕方がないような細々としたことを。

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一人暮らしをしていたてれれメンバーHさんがてれれボスの家に引っ越したので、マンションに残っていたものを「リサイクルセンター」と称するゴミ捨て場に廃棄処分をしに行った。

ついこの間始まったばかりのボスとの共同生活には不必要なモノ達を、申し訳ない気持ちいっぱいでそれでも捨てていく、Hさんや、昨年亡くなったHさんのお母様が使っていたモノ達に宿っているはずの「気(ケ)」を断ち切り。

いやそれとも、モノ達はただのモノ達で、ケなどこちら側の一方的な思い込みなのかもしれない。
だとしたら、僕が死ぬ時は、せめて不必要なモノは出来るだけ出来るだけ少なく逝きたい。

捨てられ焼かれ朽ちるモノ。ではなく。ケそのものであるモノが自分。

***************
「リサイクルセンター」からの帰り道、新しい作業所の建築現場に立ち会った。
恥ずかしながら、「現場系」の仕事には30年間全く無縁で、実は生まれて初めて、家が作られるその現場に立ち会ったのだ。

無の空間から有が立ちあがる進行形。
そこには、設計図があり、腕のある職人がおり、なにより「こういう家を建てるんだ」という意志というか、意図というか、信念がひしひし感じられた、大袈裟だが。

僕には家は建てられないけど、頭の中の設計図となんらかの腕と、そして信念をもってして、なにかをクリエイトしたいとムクムクと思った。

例えば小説を書きたい。

***************
今年のブログに一番登場した個人名は、ちゃんと確認してないけど、「角田光代」と確信している。
そろそろ「今年のマイベスト10」なんてのを考えてみようと策略してるんだが、「角田光代ワークショップ」は上位に来ること間違いない。

朝日新聞で書評を書いているらしい角田さんは、年末恒例の「私が選ぶ今年の3冊」みたいなコーナーで、カズオ・イシグロの『私を離さないで』("Never Let Me Go")を選んだ。とAが教えてくれた。

いや、それでだから?

といわれても仕方がないが、やはり、なんだかとっても嬉しく感じられた。
好きな人も好きな小説が好きなんです、と、誰にも言えない自慢が一つ。

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2006/12/24

終わった~

昨日、「地球のステージIN Kansai X'mas SPECIAL」が無事成功しました~♪

800人を越すお客さんが来てくれて、大変感謝感謝感謝です。
一緒にこのイベントを創ってきたスタッフの仲間にも、毎度のことながら出会えて感謝感激です。

朝からミーティングして道具作って駅に立ってお客さんを迎えて、どっぷりとステージを堪能して、そして打ち上げだったので、ビールが美味いこと!
ドクトルKの涙に、もらい泣きしてしまいましたよ。

自分がやりたいことをやれるだけ、楽しんでやる、っていうスタンス、この地ステを超えて日常生活の場面でも続けていきたいことろです。

最後に、名古屋から来てくれたNさん、ほんとどうもありがとね~!

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2006/12/23

イベント前夜

今日はてれれをお休み。

数日前から、1日も早く髪を切りたくってうずうずしていたのだけれど、今年から通うようになったお気に入りの美容室Mは美容師が2人しかおらず、「来週の水曜日まで予約でいっぱいです」と行く機会を逃し続けていた。
なので今日の午前は久しぶりに、この春まで通っていた美容室に行ってみた。

「この前いらっしゃった時は、『仕事を辞めようと思っています』っておっしゃってましたが、あれからどうしてたんですか?」

と、確かにうすうす見覚えのある美容師さんに声をかけられて、いたたまれなく感心した。
一体、一日に何人のお客さんと接しているのか分からないが、これぞプロの仕事ですな。
またこのお店に来てあげたい気持ちと、今お気に入りの美容室Mに対する背信の思いで、軽く裂ける身。


午後、田能の不動産巡りをした。来年の新しい作業所の場所を探しているのだ。
思いがけず最初の不動産屋で、古い一軒家だが安い物件を教えてもらい心が激しく動く。
「この場所でこの広さでこの値段なら、なんなら自分がここに住たい!」と、本来の目的外の衝動に駆られて。

夜は、いよいよ明日にせまった「地球のステージ」のチケットを買い取りに、Hさんの家にお邪魔する。
チケット買取ついでに、1000枚のチラシのホッチキス留めを手伝う。が、これが想像以上にしんどかった!
途中、ビールとたこ焼きとキャンディース(南海の方ではなく、ラン・スー・ミキの方)のベストCDに助けられ、オートメーション機械の如く、手と口だけを動かしてさばくさばくさばく。

イベント前夜、って感じが、なんとも緊張感とウキウキ感を増幅させていとよろしい。
ビールが意外と利いてきてもいる。

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2006/12/16

地球のステージへのお誘い

今日からちょうど1週間後の12月23日(土)は、「地球のステージIn関西X'mas SPECIAL」です。

このブログをお読みの皆様に、長くて短い人生の、何万分の一日のこの日をを、ちょっと特別に過ごしてほしいのです。

ぜひ見てほしい映画を薦めるために、見る前からその筋書きを伝えたら、実際の感動が半減するように、
僕の言葉はどうせ、あの感動を百分の一も伝えないから、とにかく来てほしいのです。

想像、共感、感動、行動、生きる。そんなことろがキーワードでしょうか。

一声かけてください、チケットを確保しておきます。

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2006/12/15

たまには甘えたい

昨日で会ってまだ2度目だった人に言われた。

「しっかりしてて、いろんなことをやっててえらくて、今の生活に満足してて、充分幸せそうで」
だから
「恋人はいらなさそう」って。

へえええ。そう見られるんだあああ。

周りに
「しっかりしてて、いろんなことをやっててえらくて、今の生活に満足してて、充分幸せ」
な人が多いから、
いつも、もっともっとしっかりしないと、と自分に鞭打っているから、なんだか意外。

というか、心外!

それとも、いかにもそういう人に見られようと、無意識に虚勢をはっているのかな。

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2006/12/13

快便のごとき

本日、懸案事項だったヘルパー2級講座の「達成度効果測定テスト」があった。

今日のテストに不合格だと、金曜日の補講を受けなければならず、これまでの手応えからいって自信はあったとはいえ、内心ビクビクしていた。

昨日の夜にちゃんと復習したらいいものを、「いまさらジタバタしたってしょうがない」と観念し、悠々と余裕をかまして合格しているイメージトレーニングをして満足していたのだった。

しかし。
イメージトレーニングなんて、身についた技術や実力があってこそ、初めて効果を発揮するものなのですね、当たり前だが。
いくらいくらイメージトレーニングを重ねたところで、空を自由に飛べるわきゃない。

実技試験は、これまで勉強してきた「シーツ交換」「車椅子移乗」「着替え」「オムツ交換」「全身清拭」の中から、どれかとどれかを組み合わせ連続した流れでやる、ということだけ分かっていた。
そして、試験20分前に試験を受ける組だけが別室に呼び出されて、そこで初めて試験内容を知らされるというもの。

頭では分かっていたはずのことも、実際に試験官の前で、制限時間の中で、失敗なくこなすというのは、なかなか心臓に負担のかかる大仕事だった。
昨夜のイメージトレーニングの「悠々余裕」はこっぱみじん。することは全て、あせるだけ。

なんとか試験課題を終わらせた頃にはすっかり自信をなくして、「だめだー、落ちたー」と至極ブルーになった。
が、結果は意外なことに「合格」。うっひょー!
あ、まだこれから実習研修が残っているのだが。
とりあえず、スっきり。

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2006/12/11

異文化コミュニケーション

●ヘルパー2級講座が、いよいよ前半の山場を迎えてきた。

今日で実技もすべて終わり、明後日はこれまでの講習と実技の全てを網羅した試験がある。
ひとつひとつは難なくこなせてきたけど、いざまた試験としてやるとなると、どこまでちゃんと頭と体に沁みついているか、まあ自信はないことはないが。

土曜日、ここの住人の方々が大掃除をしていただいているのを尻目に、このヘルパー講座の親睦会に参加して来た。
夕方には終わった親睦会だったが、午前2時過ぎまで続いたという驚異のカラオケ大会に参加できなかったのが悔しい(夜は仕事で)。
さすがにおば様方が多くて、生活環境やら価値観やらはだいぶ離れているけど、日を追う毎に「クラスメート」みたいな親近感が湧いてきていた。

「若くて」、(←30は彼女らには若い)
「頭がよくて」、(←ってことになってます)
「ハンサムな」、(←自分では決して言ってません)
「男性」(←一応)
ってだけで、もてはやされるのも、いと嬉し。

●そう、久しぶりにこの家がきれいになりました。
掃除をしてくれた3人様、遅れ馳せながらどうもありがとうございました。

にしても、リビングや畳部屋がきれいに整理される前日までは、それと比例するように僕の心も大層にすさんでおりまして。
「是が非でもこの掃除だけは手伝わない理由はある」と。

カナダからペルー、アフガニスタンからキューバまで旅をして、異文化コミュニケーションというか、いろんな国があっていろんな人がいるんだなぁ。それぞれの価値を尊重しなければいけないなぁ。

とか

障がいがあろうとなかろうと、否、程度の差こそあれ誰しも障がいを持って生きており、人間は自分らしくいきいきと生活や人生を送る権利を保有し、その自己決定は尊重されなければならない。

とか

頭では分かっていても、自分の価値観と会い入れない価値観に出会った時、僕の底の浅さが露呈する。
防波堤の水門を締めきって洪水を起こす前に、水をこまめに抜いていかないと。
決壊するか、溺れ死ぬ。

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2006/12/07

GANGA ZUMBA ライブメモ

Act Against AIDSライブからちょうど1週間、今日はなんばHatchでのGANGA ZUMBAライブに行ってきました。

GANGA ZUMBAってバンド名聞いてピンと来る人はいないだろうけど、THE BOOMの宮沢さんが率いるラテン系ごった煮バンドで、宮沢さんが押切もえと出てる缶チューハイCMで流れてる、あの曲やってる人達です。

久しぶりのなんばHatch、ステージ真正面のかなり近い位置が取れたので、宮沢さんの手の甲の血管が見えるほど。
BOOMとソロを含めて5回くらいライブに来たけど、こんなに間近なのは初めてだった。

それにしても!

跳びまくり跳ねまくり踊りまくりで汗だらだら、めちゃくちゃ楽しいライブだった!
たった1曲だけ、アルバムに参加しているMISIAがその曲のためだけにシークレットゲストで出てきた時もすごかった~。

音楽ってすげぇ。
日頃のいらいらいらいらいらいらいら鬱憤憤慨が、かなり解消されました。


とはいえ、ずっと消えずにいる。

どうせ
何をやっても
何をやらなくても
僕が悪い
僕が悪い
僕が悪い
とリフレイン。


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2006/12/02

武田尾廃線ハイキング

朝8時にいつもお世話になっている農家さんに会いに畑へ。
大きな大根を2本いただき、里芋の分配についてのお話をまとめて畑を出たのがまだ8時半だった。

天気がよく、せっかくの土曜日に早起きしたのだからと思い立ち、一人、ハイキングに行くことにした。
行き先は、2年ほど前に会社の先輩から話を聞いていて、一度は行きたいと思っていた武田尾廃線跡。
宝塚駅の一つ先の生瀬駅から、旧国鉄福知山線の廃線沿いに武田尾駅まで渓谷をハイキングするというコースだった。

Takedao2

行ってみると、電車で30分足らずなのにとてもきれいで静かな渓谷で、カナダのワーホリ時代によくバイトの休日にロッキー山脈を大自然を一人歩いていた日々を思い出したりした。

Takedao1

線路の枕木や橋など、朽ちつつもまだ夢の跡みたいに残る人間の近代化の確かなしるしの上をてくてく歩くと、ノスタルジーというか、「スタンド・バイ・ミー」的な世界が不思議な高揚感も感じさせてくれる。

Takedao3


ひとつ、大失敗をした。
懐中電灯を持っていくのを忘れていた。いや、忘れていたというか侮っていた。
電車の通らないトンネルには当然、照明はついていないため、真っ暗になるということは知っていた。

しかし、まさかあんなに暗くなるとは、つくづく自分の甘さを後悔したが、後悔したって先に進むしかないのである。
どれくらい暗いかというと、真っ直ぐなトンネルでは、遥か先に星みたいな小さな点として外界の光が見えるだけ。あとは漆黒の闇。
曲がったトンネルでは、前も後ろも、もちろん上も下も暗黒。目を開けても閉じても黒の世界。

一歩前に足を踏み出して、それがどこに着地するかもわからない。どれだけ歩けば外に出れるかわからない。
軽くパニック症状になって、発狂したい衝動に駆られた。

紅葉は、ややピークを過ぎたとはいえ見事だったし、2時間程度の距離はちょうどよかった。
逆に、昼過ぎには尼崎に戻ってきてしまい、手持ち無沙汰になるくらいだったけど。

カズオ・イシグロの長編『わたしを離さないで』が、佳境に入ってきてますます胸が痛くなってきた。
SFのような設定で、現代人類に普遍な問題を投げかけているように感じる。
最終章は、わざと今日は読まずにおいておく。1日でも長く、この小説の世界から離れたくないからか。

夜は、Act Against AIDSで遭遇したMきちゃん達と久しぶりにがちまやー。


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2006/12/01

Act Against AIDS ライブメモ

19時から23時の実に4時間!平日夜の長丁場イベント、Act Against AIDS@大阪城ホールに行って来ました!

オープニングは、今が旬の絢香。しょっぱなから「三日月」とは、贅沢な構成。

次が早くも徳永英明。「壊れかけのRadio」は、曲の出だしから鳥肌モノだった。カバーアルバムからの「雪の華」も、45歳とは思えない色気のハスキーボイスで、感動でした。

アンジェラ・アキは、「Home」「心の戦士」「This Love」と、有名な曲ばかり。口がマイクに近過ぎじゃない?と心配するほどの熱唱。盛り上ってくると、ほんとにピアノから立ちあがる。

未だにTUKAユーザーで、購入当初から一貫して平原綾香の「Jupitar」を着信音にしているので、生Jupitarは心底感動した。それにしても、平原さんは相当な天然ボケキャラであることが判明。相当というか、極度のボケキャラ。
途中から、実姉のaikaも登場。声は確かに似てるけど、うーむ。

馬場俊英を、一緒に行った三線仲間も後ろの席に座った見知らぬお客も、知らないという。その程度の知名度なんだ。しかしなぜ、なぜ、「ボーイズ・オン・ザ・ラン」を歌わなかったんだー!!

韓国のイケメンシンガーKは、吉田修一原作の映画の主題歌と、なぜかビリー・ジョエルの「Honesty」と、ドラマ主題歌の「Only Human」。きれいな声。トークは意外とふつー。

そして、今日の個人的目玉の一人であるKANが登場!1曲目が「東京ライフ」ですよ。懐かしくてこれだけでヤラレるのに、2曲目がなんと「牛乳飲んでぎゅー」ですよ!ぐはあああ!これってシングルだったっけ?どちらにしろ、大学生の時にこの曲が収録されたアルバムを持っていた。あの頃がフラッシュバックで、あー感傷がー!3曲目は新曲。短い時間だったけど、KANちゃんのおもしろくていい人キャラがじんわりと出てて、よかった~!

久しぶりの生BEGIN、しっとりと「涙そうそう」。2曲目も島唄の「イラヨイ月夜浜」。。。が曲の途中で栄昇さん演奏中止!たしかにぶっちゃけ、もうすでにライブが始まって3時間は過ぎ、しかもそれまでに他のアーティストがバラード系をたくさんやってて、観客疲れ気味だったけど。うーん、残念。3曲目は「東京」ではなく「三線の花」。

ラストはChar。ここで初めてのスタンディング。ギターのことはよく知らないが、Charのギターはめちゃくちゃうまくてかっこよいことはズバズバ伝わってきた。

その後は全員で「All You Need Is Love」の合唱。KANがステージ降りて観客席の間を走りぬけて行く!そういえばこの人、今何歳なんだろ?

かくして、Act Against AIDSライブは終了。間のびした印象がなきにしもあらずだったけど、鳥肌と感動の多いライブでした♪

おまけで、ライブ終了後1万人の人混みとともにホール出口に歩いていると、見なれた顔が。沖縄好き看護婦Mきちゃんと遭遇!人にもまれて、ほんの10秒程の会話だけで見失ってしまった。今年は、ライブに行く度に知り合いにばったり会う不思議。

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