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2007年3月

2007/03/31

ひとり山歩き日和

気がつけばあっちゅう間に3月が去ろうとしている。

最近顔を合わせている人ならご承知の通り、また、最近顔を合わせていない人ならここんとこのブログの内容やその後の空白期間からご察しの通り、わたくし、最近、危機的にブルーでした。

もちろん理由はひとつではなく、「僕はこんな理由で鬱なんです!」って単純明快すぱっと言えるくらいなら、そもそも鬱にはならないわけで。

ひとつには、周りの人たちの乱高下の波にもろくも飲み込まれるがままにされたこと、ひとつには、新しい作業所の立ち上げに対する不安。こんなウブじゃ、福祉の世界で生きていけねーぜ!ってマジ思ったっす。

まあそんな深海よりもまだ濃いブルーのようだった最近も、金曜に去年一緒に里芋を作らせていただいた農家さんの家に話をしに行ったことがきっかけで、底を抜けた感がある。
僕と性格がてんで異なる母はよく言っていた、「案ずるよりも生むがやすし」と。

そんでもって心が少し軽くなったからか、土曜日だというのにここ数日の平日よりも早くパッチリと目が覚めた今日は、ひとり山歩きに行ってきた。
コースは、阪急芦屋川駅から芦屋川沿いを瀟洒な豪邸どもの脇をそそくさと抜け、高座ノ滝、ロックガーデン、風吹岩と登り、岡本へと下るというもの。

芦屋ロックガーデンといえば、5~6年前にフリークライミングのジムにちょこちょこ通っていた頃に、関西のロッククライミングのメッカ、みたいなことを聞いたことがあり、いつかは行きたいなと思って結局今の今まで来たことのない場所だった。

大ぶりでごつごつとした岩々が続く山道は、木々の間の山歩きとは趣が違い、「山登ってるぜ!」とマッチョな感がする。
Rockgarden

春霞気味な天候だったけど、眼下に広がる景色も登れば登るほどワイドビューになっていき、Google Earthでバーチャルな鳥瞰画像を見るだけでニタニタしてしまう僕には、身震いさえさせてくれる絶景かな。ああ絶景かな。僕の極古TUKA携帯のカメラではどうしてもその景色をきれいに撮影できず、残念。

しかし改めて感動する、自然てなんてすばらしい。
柔らかい太陽の光とそれをさえぎる新緑の木々、植物のほの甘い匂い、うぐいすの遠いさえずり。そんな中を、ただ歩くという行為だけで、昨日までの悩みや不安が一歩一歩遠ざかっていくような気が、確実にするのだから。

事前にあまり下調べをしてこなかったため、朝10時ごろ芦屋川を出て、岡本に下りてきたのが13時ごろだったか。
17時のヘルパー開始まであまりにも時間が有り余りすぎたので、甲南大学をそぞろ歩いてみたり、同じ阪急沿線なのに園田とはオシャレ度が雲泥の違いがある岡本の街並みを散策した後、カフェで「アヒルと鴨のコインロッカー」を読む。
まるであの山の上での爽快な気分がおとといのことのように、すっかり現世の俗に舞い戻る。

やはり、4月の下旬に一度、ひさしぶりに沖縄に行くべきだと思う。同じ誕生日のRからたまたま来たメールから、そんなことを考える、のではなく、すとんと納得する。

余談:17時からヘルパーに入ったM君もてれれボスTさんと一緒に、まったく同じコースを2時間ほど僕から遅れて歩いていたという!あんな山の上で遭遇していたらと想像すると、むふふと笑えてくるわ。

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2007/03/19

本当にあったちょっとコワイ話

今日起こった、軽く悪寒のする話を。

今朝、自転車に乗りてれれに向かっている時、突拍子もなくある出来事のことを思い出していた。

それは、去年の年末に財布を拾って警察に届け出たという、もう過ぎ去ってしまい現在の生活にはなんの関係もない、まさしく「過去」の出来事だ。
自転車を漕いでいる僕の心に去来していたのは、警察に届け出た数日後に、その財布の持ち主の女性に駅の改札を挟んで対面した日のこと。
彼女は、深々と頭を下げ、お礼のしるしとして図書券を僕にくれたのだ。

女性「本当にどうもありがとうございました」
僕「いえいえとんでもないです。いや僕も、おっちょこちょいなので、モノをよくなくすんですよ」

神崎川沿いをてれれに向けてかっとばしながら脳裏に思い描いていたのは、何度も何度もお礼を言い、うっすらと涙さえ浮かべているように映ったその女性の姿と、その時に僕が感じた清々しさと気恥ずかしさだった。しかしその思いに浸っていたのはほんの10秒ほどで、あとはまた、他愛のないこと、いや他愛のないことではない今朝見た苦々しい夢について考えたのだった。


そして夕方。頭がぼーっとしていたのだろう。
てれれのメンバーさんを車に同乗して家まで送って、ほっとしてまもなく、財布がないことに気がつく。
ポケットにない。かばんにない。2階にもトイレにも車にもない。メンバーさんの家に電話して家の外を探してもらってもない。

普段はそんなことないのに、最近に限って15万円もの莫大な大金を財布に入れていたから、今日一日の疲れさえ吹き飛ばしてくれるほどの大ショックに凹みつつ、警察に行って30分後には、無事、手元に戻ってきてのでした。


僕が持ち主の女性と交わした会話には、なにひとつ脚色はされていない。
本当に僕はあの日、彼女に向かって、言ったのだ、「いや僕も、おっちょこちょいなので、モノをよくなくすんですよ」と。

あの去年の他愛のない出来事を、なぜ今朝、唐突に思い出したのか。
よくわからない。わからないけど、そろそろ財布を落とす時期だと、大脳のどこらへんかが察知していたのか。

あなどれないぞ、心の声。

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2007/03/18

27歳。。。

園田に引っ越してきたSのお祝いもかねて、3月生まれ(うちひとりは同じ生年月日)3人の誕生日パーティをしてもらった。みなさま、どうもありがとう!

30歳を過ぎてから、確かによく聞いていたように、細かい年齢のことなどあまり気にしなくなった。
今年31歳だろうが、27歳だろうが、どうだっていい。(だから27歳でよろしく☆)

時が流れるのが年々早くなるとも聞いていて、確かにそれは当てはまってはいるけれど、反面、この1年間はとりわけ長く感じられる。
翻訳会社から小規模作業所&ヘルパーっていう、大胆不敵な転職が大きい。

この1年の抱負は、なんだろう。
気負わないこと、だろうか。
がんばるけれど、ふんばりすぎない。
体も心も、新陳代謝を活発に。

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2007/03/16

ぐるぐる

まわりまわり続ける洗濯機の中のハンカチみたいに、なんだかぐわんぐわんした気分だったここ数日も、少しづつ回転速度を落としつつある。

このぐわんぐわんのもわもわとした気持ちを、言葉に置き換えた瞬間に、それは全然別ものだと分かるから、無力だけを思い知らさせる。

醒めない悪夢にも似た『族長の秋』をやっと読み終えてトンネルを抜け出した気分だが、この最近のもやもやとした気分の遠因は、この理路整然としない言葉にエネルギーを費やしていたせいかも、とぶつけておく。

この国の憲法が、誰の目にも明らかな矛盾を抱えているそのこと自体が奇跡的ですばらしいように、誰だって、僕だって、矛盾を抱えているからこそ、理路整然としていないからこそ、人間的でありすばらしいのでは、と、『憲法九条を世界遺産に』を読み出して思う。

そして、ぼんやりしていたら、あかんな、とも。

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2007/03/11

12時間、飲んだくれ

10月から受講していたホームヘルパー2級講座が、金曜日の修了式で無事終わったということで、土曜日に打ち上げをした。

小さな地区会館に集まったのはクラス30人のうちの17、8人で、開始は昼の13時。ビール1杯とチューハイ2杯ほどをちびちびとやりながら、幕の内弁当や差し入れのお菓子フルーツ類でなごやかにおしゃべり。

16時に一次会がお開きとなり、二次会の阪神尼崎駅前のジャンカラへ移動したのは9人。曇り空は、そろそろ雨の気配を漂わせつつある。
2時間半の間にフリードリンクの薄いチューハイ4杯ほどとウィスキーロック。歌った歌は、ちょっとだけはしゃいで5曲ほど。おしゃべりに興じる女性陣の中、ぽつんと自分ひとりのためだけの熱唱もあり。

19時に外に出ると、道路がうっすらと濡れている。ぱらぱらと雨が降っているようだ。この時点で胃袋はたぷんたぷんの水分で飽和状態だったのだが、流れに流され三次会のがんこに突入。この時点で離脱者は出ず相変わらず9人で、次から次へと飲むわ食うわ。
えっと、覚えてるのは、泡盛ロック、芋焼酎ロック、グラスワイン赤、あとなんだっけなんだっけ。この頃から、実習先へのグチやらプロポーズの言葉やら、飲み会仕様の話題の割合がますます増えてくる。仕事終わりのO兄弟の兄がここで登場。日を追う毎にスルメのようにいい味をだしてきたこの兄、今度ゆっくり飲むのを楽しみにしております。

店を出たのが、22時ごろだったか。外はいよいよ本降りの様相だ。いくら最年少とはいえ、夜に弱い僕はさすがに帰りたい気分が高まる反面、雨の中帰るのも気が引けている間に、またまた流れに流されて四次会に連行。残りは6人に絞られる。
向かったバーは、僕は名前を聞いてもピンとこなかったんだけど、お店に張られたポスターで「この人が!」と認識した、吉本新喜劇の井上竜夫さんが経営しているという。「おじゃましまんにゃ~わ」の人ね。この日は残念ながらいなかったけど、普段はカウンターで接客をしているという、裏?営業のお店。
ボトルキープのウィスキー水割りを2杯飲み、カウンターのおやじ客らのアンニュイでムーディな演歌カラオケメドレーのお陰で、さすがに意識朦朧になってきた。

1次会が始まってから12時間を過ぎた深夜1時半前、お開きとあいなる。雨は、そりゃもう久しぶりの本降りで、酔い覚ましにしてもちょっと激しすぎる程度だったが今さら仕方がない。それに、アルコール漬けになって思考神経はとっくに麻痺してまして、びちゃびちゃのぐだぐだになって家に無事帰ってきたのは2時前。

他人のアルコール依存に対して心底怒った同じ人間が、こんな飲んだぐれで面目ございませぬ。
でも、僕はアル中ではないですからね~(と、アル中の人間はよく言いそう)。

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2007/03/07

こわい

最近なんだか、カリカリしてるみたいだ。
今日みたいな日は、後から自分で驚いて、「ごめん、リセットさせて」と心から願う。

2年前の29歳の誕生日の時に、友達がポストイットにそれぞれ書いてくれた僕のだめなことろ。

「怒り方」
「急に怒ることろ」
「自分の中にためすぎちゃうとろこ」
「ひとりでいぢけてる?」
「こわい」

あれから2年、変わったといえば変わった。
でも本質は、いやいや、全然変わってない。

僕は「こわい」人間だなと。


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2007/03/05

善き人のためのソナタ

桜が咲くまでまだ1ヶ月ほどあるというのに、今日のこの暖かさ。いや汗ばむ暑さ。人がごった返す梅田では、Tシャツ1枚になってる人もちらほらといた。

映画を観に行った、「善き人のためのソナタ」という、冷戦終結直前の東ドイツを描いた映画。
今年のアカデミー外国語映画賞を受賞したやつだ。これから観る人もいるという仮定で、あまり内容の多くは語れないが(語りたい!)、音楽であれ演劇であれ文学であれ、表現の自由が奪われた世界ってのはつくづく末恐ろしいな、と、自分のボキャブラリー不足が残念なのだがそんな感じの映画なのだ。

1984年』とか、『アウシュヴィッツ収容所』とか、『魔王』とか、いろんな本を思い出したりもした。

この映画が上映されていたシネ・リーブル梅田が入っているスカイビルに来ると、必ず思い出すことがある。
7,8年前のその日も、今日と同じように、女の友達2人と映画を観に、曇り空に押しつぶされそうなスカイビルに来た。
映画を観終わって、ビルの外で映画の感想を一通り話し込んだ後、僕がふと、本当に何気なく、
「さっきバイト先で、変な話を聞いたんだけどさ。明日ね、北朝鮮から大阪に核ミサイルが発射されるんだって」
と、文末に(笑)をつける雰囲気で話してみたら、
「私も友達からそれ聞いた!」
「え、わたしも今日お母さんから電話があって、今すぐ山口に帰ってきなさい、大阪にミサイルが落ちるんだから、って言われたの」
と、3人顔を見合わせて、薄暗い空を見上げて、一気に血の気がひき青ざめた顔して、来るかわからない明日の話を延々とした。
「でも僕は、明日からバンコクに旅行に行くからなんとか生き延びれるかな、ミサイルより先に飛行機が発てば」

もちろん、核ミサイルは飛んでこなかったけど、生まれて初めて、国という巨大な器の中では、人一人の命など、米粒みたいにちっぽけで、何をどうしようと逃れられない(たまたま外国に旅行しているなら別だけど)悲運があるんだと、瞬間的に悟って、翌日はすっかり忘れた。
その巨大な器は、実は不変ではなく、望むようにも望まないようにも変革しうる存在なのだとは、まだ知らなかった。


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2007/03/03

季節が変わる時

1月が行き、2月が逃げ、去る3月がやってきた。
今年は笑ってられないくらいの異常な暖冬で、冬らしい冬を迎えることなくこのまま春になってしまっては、やはり何かがおかしい。

季節の変わり目はひとの心にもなにかしら影響を与えるようで、僕自身も少なからず影響を受けている上、周りの影響もびしびしと受ける性質なので、最近は気が萎え気味だった。

そんな折に読んでいる本が、ラテンアメリカの鬼才ガルシア=マルケスの『族長の秋』。
家の本棚にあったのを何気なく読み出したのだが、なにしろこんな小説読んだことない。具体的には、この独特の文体が、さくさくと読み進めるのを拒否する。主語や時間や場所がいつのまにか変わっていて、誰がいつの何のことを語っているのか、相当な想像力というか忍耐力が要求される(僕の読解力にも問題あるだろうけど)。
1章がだいたい50ページ強なのだが、一度も改行がないのです。

最近はアメリカ芸能ニュースにしか目が行ってなかったんだけど、今日は日本のニュースで心がぞわっとするものが。

飯島愛が、体調不良のため芸能界を引退するという。
体調不良で休養、ではなく、体調不良で引退。というのが、どうもひっかかる。
というのも、ずっと前に占いかなんか(H木数子?)の番組で、「あんたの寿命はあと数年」と、かなり具体的に、近々あんた死ぬわよと言われてたのをたまたま見てた気がしたからだ。あれはそれとも夢だったのか。

天気が悪いせいで、ますます気分が凹むわ。

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