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2008年10月

2008/10/26

弟の結婚式

今までに何度も友達の結婚式に参列してきたが、まさかこの自分が、親族の結婚式、しかも弟の結婚式に行く日が来るなんて、とてもとても思ってもいなかった。
13歳の僕のもとに32歳の僕がタイムマシンに乗って教えてあげたって、まさか弟の結婚式に出るなんてと信じてくれないだろう。っていうか、32歳でもまだ生きてるんだ?と驚くのか。

とにもかくにも、時は15年20年と過ぎ、川で言えば激流の上流からいくぶん穏やかな中流あたりまで流れ流れて、トゲみたいに角ばっていた石もそれなりに削られて転がされて気がつけば弟の結婚式の親族席に、会うのが2度目の「父」と初対面の「兄」と着物姿の母と同席し、随分前に結婚したもう一人の弟とも、10数年ぶりに再会、奥さんとその子どもさん(つまり甥っこ)とは初対面を果たす日が来た。

横浜のマンションでずっとお隣さんだったI家のお兄ちゃんは今でも弟と仲良く、すっかり二枚目のいい大人の男性になり、あのちっちゃかった妹は今や3人坊主の美人なママさんに大変貌していた。

でももっと驚いたのは、その2人のお母様が、20年前と外見も印象もまったく変わっていなかったこと。まるで僕だけ一人年をとってしまったみたいに。

もう一人、25年前の姿かたちそのままで結婚式に現れた女性が、小学校一年二年の担当だったM先生。

ずっとずっと、いつか再び会いたかった大好きな大好きな思い出深い先生だったから、本当に目の前にM先生が現れた時、まあそうなるだろうとは容易に想像できていたのだが、ぼろぼろと涙止まらなかった。立派な大人になりましたと胸を張って先生に言いたいところだけど、現実は、泣き虫の子どものまま成長を止めたちっちゃな僕がまだ心のどこかに棲んでいて、恥ずかしいったら。メールアドレスの交換をして、これからも連絡をしあう約束をした。まだこれから先もM先生の生徒として恥ずかしくない成長しなければいけない。

親族控え室で「もう2度とない奇跡」と弟に言われながらで、弟とその甥っ子と写真に収まった。
披露宴でも、その弟に促されて、新郎弟を中心に母と3兄弟そろって写真を撮ってもらう。

何枚も残された、笑顔の家族写真。

確かに、奇跡みたいだ、僕を含めたこの親子が、笑顔で肩を並べて写真に納まるなんて。

でも、川はまだきっと半ばで、これからもずっと流れていく。
もしかしたらまた氾濫することもあるのだろうか。いっとき合流しても遠ざかり再び合流し。そのうちゆっくりと景色を楽しめるくらいの穏やかな歩みになって。

確かに奇跡は2度起きない。僕が結婚式をあげるという奇跡は今後絶対に起きないから。でも流れて流れて、変化して、丸くなって、いつか、長い人生でまたいつか、ぐるりと重なり巡る日は2度ならず、何度も訪れると信じたい。何度も何度も重ねて、もうそれは奇跡とは言わないほどに。


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2008/10/24

横浜へ行ってきます。

ずっと先だと思っていたのに、今月に入り「あと何日」と数えだしたとたん、急に現実味をもってドキドキしだした弟の結婚式。
あまりにもずーっとドキドキしていたせいで、夢の中では何度も横浜に帰省しているこの頃でした。

一体、この十数年間のツケの総ざらいがどんな形で現れるのか、まったく想像できませんが、とにかく、明日の式に向けてこれから夜行バスに乗って横浜へ向かいます。

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2008/10/16

復活!

ってどうでもいい話ですが。

Britney Spearsの新曲が今週のBillboardチャートで、先週の96位から一気に1位に駆け上がったとのこと。この95ランクアップってのは、ビルボード史最高のジャンプアップ記録で、ブリのシングル1位はなんと99年のデビュー曲『Baby, One More Time』という、なんともめでたいニュースなのでした。

ブリといえば、子ども2人生んで離婚してからというもの、オ○ンチェスタ開帳スキンヘッドMTVの復活口パク立てこもりで精神鑑定、、、とアーティスト人生はおろか一女性としてもかなりボロボロだったわけで。

新曲の『Womanizer』のPVは、体も顔の表情もすっかりばっちしで(メーク&照明&CGのお陰?)、なかなかやみつきになりそうでございます。

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2008/10/05

本、祭、本、雨。。。

森絵都の『ラン』。
子どもの頃に両親と弟と死別し、叔母を亡くし友達のような猫も先に逝ってしまった22歳の女の子が「走る」話。読み初めはトンデモ設定にも思えるんだけど、いっきにこの小説世界に引き込まれてしまった。後ろ向きも全力疾走なら、見入ってしまう。
僕にはまだ、腑抜けになってしまうような死別は経験していない。でもいつかきっと、その時はやってくるんだろう。この本を知っていてよかったと思える日が、来るかもしれない。

角田光代の『愛がなんだ』。
図書館で借りてきて、土日にお茶しながらばーっと読んでしまう。
角田さんの小説には、「めっちゃわかるわかるその気持ち」って共感できる登場人物が出てくるものと、「なにやってんねん、んなアホ」とちゃちゃを入れたくなる登場人物が出てくるものと、はっきり分かれてて、『愛がなんだ』は完璧後者。
もう、そんなダメダメ男に執着したって不幸なだけやん、と読みながらずっとずっと思う。それは僕だけじゃなくて、この女主人公のテルちゃんに共感できる人がいたとしても、その人だってそう思うだろう。こんな恋愛なんてしたくない、こんな卑屈な思いしなくていいのに、って。
痛々しくて、異臭を放ってて、どこかしら病的でさえあって、できたら見たくもないもの。でも世の中は、そんなに見苦しいもので溢れていて、共感したかないけど実は心のどこかにそんなシミみたいにこびりついてるのをいやいや認めざるをえなくさせる、角田さんはいつものやり口にまた今回もやられた感。

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